汚れた手をそこで拭かない
芦沢央 ASHIZAWA YOU 著
なんだっけ。
たまたま見たネット記事でいくつかのタイトルが紹介されてたのを図書館から取り寄せた本なのだけど。
表紙に描かれているのは
ぼろぼろになった手が赤いマニキュアをほどこしたおそらく女性の両の足とそこから力強く突き出た可憐そうなピンクの薔薇をかろうじて支えてるかのような灰色の世界。
オムニバス形式で5作品が収録されている。
飾らない言葉を用いながら何気ない日常を淡々と描写し
登場人物の立ち位置と主人公の揺らぐ心情を浮かび上がらせつつも
じわじわと確信に迫っていくところにゾワゾワくるような凄みがありました
ホラーじゃないのに怖い
読み進めながらこの先の展開がわかるのに
最後を知りたくて読んでしまう不思議。
身近な話題を取り上げてるので想像しやすいのかも?
2作品読んでお腹いっぱい、時間おいて最後まで読みました
本は明るいところで読みましょう